日々徳を積む。他人にとってはなんてことない出来事でも私にとっては大事な徳。いつかいいことが起こるから、全ては報われるから、と譫言ばかりつぶやきながら、エスカレーターに乗るタイミングを逃し続ける。この世界はジオラマ、神様の退屈しのぎ。なんてこと思ってるうちは祝日前の飲み会を楽しめない。人生に対するほんのちょっとの希望が私をだめにする。散れ