2021-01-01から1年間の記事一覧

変わりたくてもすぐには変われないな、ちくしょう。20年弱生きていても、相変わらず傘を忘れるし、約束もできない。このまま生きていけるか非常に不安だ。未だに早歩きばっかりしてるし、買い物は買うときが一番楽しい。変われないね、変われない。変われな…

眠たいときに限って眠れない。目が冴えているというわけではないのだが、眠れない。人とのつながりは一筋の糸。バンジージャンプのときの命綱みたく、安心・安全・信頼できるものではない。つながりは、決して命は守れないけれど、死んでしまう前のちょっと…

愛は水

愛は水のようなもので、世界をいつもまわっている。私たちが花に水をあげるように、人に愛をあげる。生きていく上で必要不可欠なもの。「愛をやる」なんて乱暴ではなく。 抱き締めておくなんて無理だよ 愛は水で、腕の隙間や指の隙間からどんどん流れ出てし…

褒める人がいればいるほど、褒められる人も増えていくのよ。全世界のバランスを考えれば、どちらも同じ量いるはずだと安易に思ってしまった。そうか、一人の人が団体を褒めると量は変わってくるのか、と。そんなことばかりだ!!!

これからの未来に胸が高鳴る。しかし、割りに合わない四畳半。布団に寝転ぶと、心がだんだん陥没していって「ごめんねぇ、重いよねぇ」と布団に話しかけてしまう。それくらいしかない、生活がない。地球には、山のぶんだけ谷があるのかな。サラサラの砂を両…

ヒーロー

優しさはときに凶暴化する。 妬みや嫉み、憎しみと二律背反。 視点が変われば同情、反感。 そんなペラペラの境界線は一晩も待たずに越えて行ける。 大切な人がその優しさを望んでいなくとも。

プラネタリウムに溶ける星を見つめる。あぁ、地球をこんなふうに見ている生命体がどこかにいるのかな。ドームに対して私の視野が広すぎるから、指で望遠鏡を作った。空に溶けた。少々腕が痛かったけれど。

「ありがとう」たったの3回で一晩越えられそうだな、なんてことを思いながら今日は早く寝た。今は夢の中。まだまだ起きないつもりで。いつか来るゴールデンウィークは、私の心をどう動かすのだろうか。明日の朝も仕事場から、ぼんやりと富士山の雪が見えますよ…

生きている。息をしている。いつか訪れる死を憂い、叶わない恋を願っている。あの人の部屋には、ピンナップガールが住んでいるだろうか。それでもかまわない。非日常が私であれば。

歩行者用信号に住む人は、上品な帽子をかぶり、先の尖った靴を履いている。これから好きな人にでも会いに行くのだろうか。一方で、トイレに住む男女は二人揃って、そんな御粧しをしていない。歩行者用信号に住む人とトイレに住む二人とが三角関係だったら、…

舟を漕ぐように眠っているあの人に、心を奪われる。その舟は穏やかに進み、私はその跡白波を追いかける。その白は空気のように繊細で、思わず見惚れてしまう。そうやってうとうとしていると、波はどこかへ消えてしまった。視線をあげると、蜃が海に向かい気…

爪の先がじゅわりとピンクになっている。うまく塗れずでこぼこしているそれを見て、鼻で深く息を吸って吐く。 「桜は全身で春のピンクに色づいていて、花びらはいわばそれらのピンクが、ほんの先端だけ姿を出したものにすぎない。」なんて話が教科書に載って…

恋をした。なんて爽やかなものではない。寝ても覚めても考えている。妄想だけで食べていけそうだ。空気はパンケーキのような甘い匂いがする。視界は良好、世界は桃色。今夜の三日月が涙の受け皿となって、明日の朝、花に水をやれますように。

ミル

私の身体の中で増えてしまった愛は、どうにもこうにも、内蔵の奥深くまで浸透している。 昨日、あの子の放った言葉は噛んでも勘でもわからなかった。 そんなところが好きだった。 あと、こうやってあの子のことをずっと考えている自分のことも、今よりだいぶ…

兄妹

"恋をすると時間が早く過ぎていくように感じる"、と多くの人は言う。時間が早く過ぎる=恋ならば、愛はどうだろうか。 兄妹のようなカップルに出会う。男は女を「妹みたいな感じ」と言う。 あれ?この台詞、どこかで聞いたことあるような。 「俺、こいつのこ…

ポンパドール

悲劇のヒロインがいつでも美しく見えるように、私たちは心のどこかで、可哀想な自分を一番可愛がっている。 でも、自ら自分を可哀想にし仕立て上げるような勇気は持ち合わせていない。だから私は、誰かに裏切られるのを待っている。 憧れのあの人が見た悲し…