ひつじ雲が、すごい速さで流れていた。それを見上げながら、250円のうどんを食べる。「外で食べるうどんはイイネ!」なんて友だちと話しながら、帰りにアイスを食べる約束をする。風は、身体の表面を撫でるだけで、心の中までは入り込めない。思い出した、あの子の笑顔、もっと見たい、一緒にいたい、塞ぎ込んでる、せっかくの秋なのに。